「今大会は地域性での選考はなかった」近畿7校目の社など実力で判断 センバツ
「選抜高校野球・選考委員会」(27日、大阪市内)
今回は記念大会として例年より4校多い36校の出場が決定した。
昨年の選考会では重要な参考資料となる東海大会で準優勝した聖隷クリストファー(静岡)が選考漏れとなり、同4強の大垣日大(岐阜)が選出されことで全国的な議論を呼んだ。
今年は「選考ガイドライン」が作成され、「複数の学校の評価が並んだ場合、できるだけ多くの都道府県から出場できるよう地域性も考慮する」と初めて地域性を明文化されて選考委員会が開催された。
選考の難航が予想された「関東・東京」の7校目は二松学舎大付(東京)、「近畿」の7校目は社(兵庫)、「中・四国」の6校目は鳥取城北が選出された。この結果について、大会事務局は「関西は地域性という俎上(そじょう)にのせる以前の実力で判断した」とし、「中四国も実力での判断。今大会は地域性での選考はなかった」と説明した。