巨人・大久保博元打撃チーフコーチが、１日に配信された野球評論家・高木豊氏のＹｏｕＴｕｂｅチャンネルに登場。巨人コーチ就任の経緯を明かした。

　キャンプ前に収録された動画で、高木氏から「監督までやると、コーチの要請があったとしても受けにくいとかないの？」、「別にバッティングコーチしなくたって飯は食っていけるわけじゃない？」と質問された大久保コーチ。飲食店経営や解説者として仕事をしていたことから、「やってない方が裕福ですよね」と笑いながら本音を漏らした。

　「それなのになんで受ける？」と問われると、「原監督から来ることは絶対ないと思ってました」と回答。「あくまで、憧れの原さん（だから）」と、現役時代や監督同士で戦った時のエピソードも振り返った。自身のＹｏｕＴｕｂｅにネタを提供してもらったり、オフにはゴルフに一緒に行っていたり、良好な関係を築いていたという。

　原監督から連絡があったのは、出演した番組などで「ジャイアンツファン辞めた。こいつら練習してねえな」などと、巨人選手に対して批判的な意見を述べていたタイミング。すると、携帯電話に原監督からメッセージが届き、見える部分には「はっきり言います」と書いてあったという。

　「開けない限り全部見えない」、「なんて謝ろうと思った」と背筋を伸ばしたが、メッセージを開くと、「一緒にやろう」の文字。周囲に相談したが、「息子からは『お父さん、どうせやる人でしょ？頼まれたらやるんでしょ？』」と言われたという。

　旧知の仲である高木氏も「嫌とは言えない性格だからなぁ」と納得していた。