「強そう!」メジャー帰り沢村拓一の風貌、迫力にファンどよめく「周りの目を気にして野球をやることはやめよう」
「ロッテ春季キャンプ」(5日、石垣島)
レッドソックスから3年ぶりに復帰した沢村拓一投手が、キャンプに合流。グラウンド入りの際には肩までかかる長髪にあごひげ、分厚い胸板や上腕二頭筋など鍛えられた筋肉がより目立つ半袖姿で登場し、集まったファンをどよめかせた。
練習では、長髪をお団子にまとめた右腕は第2球場に登場。背番号「54」がプリントされたTシャツでストレッチをしながら、安田、角中、小島、美馬、荻野ら選手と談笑した。
練習前のミーティングではスタッフに紹介されあいさつ。仲間から大きな拍手で歓迎された。チーム、ファンともに沢村への期待は大きいが、「自分ひとりが入って劇的に変わることはないと思うんですけど、しっかり地に足つけて取り組めたらいいなと思います」とうなずいた。
巨人から20年にロッテへ移籍し、メジャーも経験。精神的にもより逞しさを増した右腕は「嫌われ者上等みたいなのはありましたけど、嫌われるつもりはないです。ただ、イエスマンはいらないということですね。はいはいはいはい、言って、目上だったり、周りの目を気にして野球をやることはやめようっていう。結局、自分の人生だし、自分の野球人生。自分で考えてやらないと、身にはならないとは思います」と、自身の考えをはっきり口にした。
一方、信頼を寄せる吉井監督をはじめ、チームと向いている方向は変わらない。経験豊富な34歳は「監督がああしろ、こうしろとか、コーチがああしろっていったところで、僕らがやるんだから、プレーするんだから。だったら、僕らが自分自身のことを考えて、同じ方向を向いていくしかないと思っています」と前を向いた。
その後、インスタグラムに自身のユニホーム姿を投稿。ファンからは「強そう!」、「カッコ良すぎ」、「お待ちしておりました」、「メジャー仕様になって帰ってきてくれた」、「ゴツい」など、ファンの期待はより高まっている様子だった。
吉井監督は練習後、沢村の髪形について「髪形、かっこいいですよね。自分も経験あるんですけど伸ばしたくなるんです、あの年頃」と笑みを浮かべ、「パフォーマンスに支障がないなら別に何してくれても大丈夫です」と容認した。