侍・栗山監督 オーダー予想に「イメージはいいね(笑)」「こういう考え方もある」
野球日本代表「侍ジャパン」の栗山英樹監督(61)が6日、デイリースポーツのインタビューに応じた。3月に開催される第5回WBCに向け、デイリースポーツの予想オーダーに「これでいこう。参考にさせていただく」と興味津々に構想を語り尽くした。
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-少し戦術的な話を。最大7試合。ローテは現状4人で回していくようなイメージか。
「とにかく調子のいい投手がたくさん投げなければいけない。普通に考えると4人いれば回る。それよりもやっぱり後ろの形、セカンド先発だったり、いろんなことができる人たちの重要性っていうのがある戦い」
-準々決勝が終わった後、準決勝までは少し日程があく。準々決勝は、ある程度、人数をつぎ込んで戦う。
「準々決勝以降は負けたら終わりなので。よく、ここで負けても最後で負けても一緒っていう考え方もあるんですけどね。いやいや、前に進めば何か起こるっていうメンバーなので。誰が先発してもいいぐらいの投手はそろっているので。できる限りのことは一つ一つやっていきますね」
-捕手3人。捕手はある程度、7試合通して固めた方がいいか。それとも投手との相性を考えて日替わりか。 「よく監督さん方はみんな、決まってた方がいいと言う。ただ、あまり先入観を持たずに、3人の特長があるんでね。勝つためにどうしたらいいかを丁寧に、試合が始まるまでに考えていきたい」
-今回のメンバーは長距離打者が多い。バント、エンドランは全員に可能性があるか。
「もちろん、練習の中に取り入れてくださいとコーチに言ってあります。6日間の練習がある中で、そこはしっかりやってくださいと。誰にでも、どういうサインも出ますとお願いしています」
-最後に、弊社で考えてきたオーダーを。
「お、じゃあこれでいこう。なるほど、なるほど。イメージはいいね(笑)」
-監督の理想とするジグザグではない…。
「そうだね、左にいい打者が多いから。これもありです。可能性は十分にあります。ただ、長打力も大事だけど、確率がいい打者が並ぶというのが必要。それをどう考えるかというのがね。もちろん、こういう考え方もある。参考にさせていただきます(笑)」
-オーダーを考えるだけでも豪華な布陣。
「今回のジャパンは誰が考えても正しい。ファンの人が言うのも正しい。1つのチームを預かるというのは、表には分からない事情もある。将来こうしたいとか、体がこうなっているとか性格がどうかとか。ただ、ジャパンがそれがないので。みなさんと一緒なので。ぜひ、参考にさせていただきます。編集部の皆さんに、ありがとうございますとお伝えください(笑)」