日本ハム 侍J選出の伊藤大海が今季初実戦 リリーフで無安打無失点、151キロでバット折る
「練習試合、日本ハム-サムスン」(9日、タピックスタジアム名護)
侍ジャパンにも選出されている伊藤大海投手(25)が、2点リードの四回から3番手でリリーフ登板した。WBCを想定した“本番モード”で、1イニングを無安打無失点。全14球を投げ、最速151キロと順調な調整をアピールした。
WBC球を使用した中での対戦。まずは1番のキム・ヨンウンに対して2球目、151キロの直球でバットをへし折った。最後は149キロの直球で見逃し三振を奪うと、続くイ・ゼヒョンは147キロで三ゴロに。最後は3番のキム・ヒョンジュンを左飛に斬ると、スタンドからは大歓声があがった。
本戦でも対戦が予想される韓国チーム相手に、「隠すことはない」と全球種を駆使した投球内容。ツーシーム、スライダーなど織り交ぜた。
今後は中4日を空け、14日に楽天との練習試合に登板予定。その後、15日に代表合流と青写真を描く。ジャパンの切り札となる右腕が、順調な仕上がりを見せている。