落合博満氏 09年WBCでの中日全選手辞退の真相明かす「よその球団からリークされて大問題に」「選手が『行きたくない』と」

 監督として中日の黄金時代を築いた落合博満氏(69)が10日、自身のYouTubeチャンネルを更新。リーグ3位に終わった2008年シーズンを振り返った。

 北京五輪が開催されたこのシーズン。「すべてはオリンピックですよ。5人持って行かれたんだよ。川上、岩瀬、荒木、森野で、台湾でチェン」と、苦笑いで振り返り、「この穴を埋めるのは並大抵ではなかった。口では『いるメンバーでやる』とは言うけども、さあ誰をどうやって使うのかっていうのに頭を悩ませた年だった。それまで五輪は各球団2人とかって言ってたけど、それでは勝てないからっていうことなんでしょう。良い選手は何人でも出してくれっていうふうに決まれば従わざるを得ない。まさか5人抜かれるとは」と、語った。「途中で井端も欲しいってなってね。それだけは。(最初に)決まったメンバーでやってくれと断った」と、明かした。

 一方で翌年の09年WBCでは中日全員が代表辞退したと報じられたことについては、「あれはよその球団からリークされて大問題になったよね。あれは絶対公表しないっていう約束事でやってたわけだから。本人の意思を尊重するっていうことでやったものを」と、振り返り、「俺が選手に『どうすんだ?』って聞いたら、『実は行きたくないんです』っていうから。だったら、自分で断るよりは球団から断ってやるからなっていうことがリークされた。誰がリークしたかっていうのも知ってるけどね」と、激白。指揮官自身がバッシングを受ける形となったが「すぐ新聞はそういうふうに悪者にしちゃうからね」と、笑いながら振り返った。

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