侍ジャパンの合宿受け入れる宮崎県 渋滞対策で球場近くの信号操作を検討
3月開催のWBCに出場する野球日本代表「侍ジャパン」の宮崎合宿(17日~27日)を受け入れる宮崎県が渋滞対策として、球場近くの信号操作を検討していることが10日、分かった。マリナーズ・イチローがいた2009年の合宿時には連日、球場周辺の道路が大渋滞して問題になった。今回も当時に匹敵するようなフィーバーが予想されており、万全な運営を目指して準備を進めている。
球場への入場は施設内の駐車場に制限をかけ、宮崎市内に最大5カ所の臨時駐車場を設置。そこからシャトルバスを運行して、球場周辺に車が集中しないようにする。JRが増便と増結を決める中、検討を進めているのが信号の操作だ。
現地に配置した警察官が車の詰まり具合を見ながら、手動で青信号の時間を長くするなどして流れを良くすることを検討している。
宮崎県スポーツランド推進室、スポーツキャンプ推進担当の担当リーダーである渡辺祥一郎氏は「イチロー選手が来られた09年が、これまでで一番盛り上がりましたが、態勢が不十分とあり、国道220号を渋滞させてしまった。今回は交通警備対策を重点的に実施する対策をしている」と語った。