ヤクルト発表 OB入来智さんが交通事故で死去 55歳 死因は「重症頭部外傷」 「入来兄弟」の兄、介護士として働く都城市で
ヤクルトは11日、球団OBで投手として活躍した入来智氏が10日、宮崎県都城市内で亡くなったと発表した。死因は「重症頭部外傷」で55歳だった。
球団は「心よりご哀悼申し上げるとともに、謹んでご通知申し上げます」とコメントした。
都城警察署によると、入来氏は10日午後9時50分、都城市内の市道で、運転していた軽自動車が普通乗用車と出合い頭に衝突。「畑に車が落ちている。50歳代の男性の意識がない」と通報があり、搬送先の病院で同11時45分に死亡が確認された。
現場周辺は畑で見通しの良い交差点で、事故原因は捜査中としている。入来氏の軽自動車は前方が大破。普通乗用車を運転していた男性にけがはなく、双方の同乗者ひとりずつが軽傷だった。
入来氏は1989年ドラフト6位で近鉄に入団。巨人に在籍した弟・祐作氏(50)と、「入来兄弟」としても注目を集めた。広島や巨人、ヤクルトでプレーし、2004年に現役を引退。現在は都城市で介護士として働いていたという。
葬儀は都城市の平成会館で、通夜が12日17時、13日11時から営まれる。喪主は入来氏の父、嘉門さん。弟・祐作氏(50)は現在オリックスで投手コーチを務めている。