巨人新加入のオコエ2安打 アーリーワーク効果「結果が出たのは収穫」

 「巨人紅白戦、白組1-2紅組」(11日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎)

 定位置獲得へ先制パンチだ。現役ドラフトで新加入した巨人・オコエ瑠偉外野手(25)が、チームの今季初実戦となった紅白戦で2安打の活躍を見せた。G党に名刺代わりの快音を響かせ、「結果が出たのは自分としての収穫かなと。新しい課題も出たので、今後に生かせる試合でした」とうなずいた。

 1軍主体となる白組の「7番・右翼」でスタメン出場。四回2死二塁で左腕・代木に追い込まれながら、低めの直球を右前へとはじき返した。移籍後“初安打”は存在感を示す貴重な適時打。「なんとか1点欲しい場面で、右方向へっていう意識を持っていた。シチュエーションでのバッティングができたことは収穫かなと思います」。連日のアーリーワークでは、15項目に状況設定されたケース打撃に励む。その成果とも言える右打ちに塁上では頬が緩んだ。

 さらに七回1死では俊足を生かした遊撃への内野安打を放ち、持ち味も存分に発揮。「ジャイアンツは(年齢が)上の方も多いので、自分は完全に若手扱い。ルーキーと同じ量をしっかりこなす意識は久々」。豊富な練習量も眠れる潜在能力を刺激する。

 この活躍に原監督も「いいものが出ましたね。彼は経験値を持っている人ですから」と称賛した。ブリンソン、萩尾らも加えた外野の定位置争い。その火ぶたは、オコエによって切って落とされた。

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