楽天・田中将 開幕投手に決定「最初に勝利を挙げる」新球場エスコンFで11年ぶり大役
「楽天春季キャンプ」(13日、金武)
楽天・石井一久監督(49)が13日、今季の開幕投手に田中将大投手(34)を指名したと発表した。「将大に初戦を託してチームはスタートします」と期待した。
田中将は日本球界では11年ぶり2度目、日米通算では6度目の大役決定に「高ぶりました。やったるぞって気持ち」と気合十分。「投手としては特別なところ。しっかりそこを担って勝利につながる投球がしたい」と表情を引き締めた。
指揮官から開幕投手決定を知らされたのはキャンプ初日。「正直驚きました。2月1日ってタイミングに伝えられたことに、率直にびっくりしました」。早々での決定に驚きつつ「自分の登板日が明確になった」とターゲットが決まった。
今季の開幕戦は3月30日、北海道の新球場・エスコンフィールドでの日本ハム戦。駒大苫小牧高で3年間過ごした縁の深い北の大地で上がるマウンドに「一番最初に勝利を挙げられるように」と自然と語気が強まる。
オフから投球フォームの変更に取り組み、ここまでは「順調です」と語る右腕。「僕でスタートするわけですから、いいスタートを切れるようにって気持ちはあります」。10年ぶりのリーグ優勝、日本一を狙う今シーズン。チームの大黒柱が先陣を切る。