日本ハム・“二刀流”ドラ1矢沢が楽天・松井裕撃ち1号「ちょっと詰まったかと。入ると思わなかった」

 5回、雨の中右越え2ランを放つ矢沢(撮影・伊藤笙子)
5回、雨の中、右越え2ランを放つ矢沢(撮影・伊藤笙子)
5回、松井裕から右越え2ランを放ち、代田コーチ(左)に迎えられる矢沢(撮影・伊藤笙子)
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 「練習試合、楽天-日本ハム」(14日、金武町ベースボールスタジアム)

 日本ハムドラフト1位の“二刀流”矢沢宏太投手兼外野手がプロ入り“1号”本塁打を放った。

 同点で迎えた五回はWBC代表にも選出されている楽天・松井裕から4点を勝ち越してなお2死三塁で代打で登場。カウント3-1からの134キロを捉えると打球は高い放物線を描いて右翼席に着弾。松井をKOに追い込んだ。

 矢沢は「いいピッチャーというのは分かってるので、とりあえず自分が練習していることをやってみようと。(打った球は)ちょっと分からないですね。(打球は)上げたな~って。詰まって上がったな~と思って走ってたら、(チームが)うぇーいみたいな感じだったんで。入るとは思わなかった。練習でタイミングの取り方、体重移動の仕方をやっていて、センター方向を意識して、体がいい感じで反応して引っ張れたのかな。ちょっと詰まったかと思ったんですけど、フェンス越えてくれてよかった」と、振り返った。

 かつてはフォームをまねたことがあるほどの憧れの選手からの一発となったが「(松井選手は)本調子ではなかったと思いますし、まだシーズンに入ってないので。シーズンに入っていいボールがきたときに打てるように。もっともっとアピールしていけるように頑張りたい」と、さらなるアピールを誓った。

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