新庄監督2ランのドラ1矢沢を「完璧」と絶賛 万波の走塁には苦言
「練習試合、楽天2-8日本ハム」(14日、金武町ベースボールスタジアム)
降雨のため五回表終了で打ち切られた。日本ハムは同点の五回、楽天・松井裕を攻略。先頭のドラフト5位・奈良間(立正大)の左翼線二塁打をきっかけに五十幡、野村の適時打、上川畑の2点三塁打、さらにドラフト1位・矢沢(日体大)のプロ“1号”右越え2ランで一挙6点を奪った。
2日前には2-13で大敗。新庄監督は試合終了直後に無言で引き揚げたが、この日は報道陣に対応した。「勝ちなので、いい試合です。しっかり決めるところは一発で決めて。これを積み重ねて本番に持っていく。毎日集中して持続していけたらいい」と振り返った。
矢沢の一発には「ホームランを打つ前の(真後ろに飛んだ)ファウルもいいスイングしていた。同じようなスイングで、最初のファウルはボールの下っつらをたたきすぎて、それを修正してしっかり芯で捉えた」と対応力を評価。松井裕がWBC球を使用していたことに「メジャーのボールって重いから、アメリカのボールって、あそこまで飛ばすって完璧じゃないと」と話した。
その一方で、苦言も忘れなかった。五回1死一、二塁で二走・五十幡と一走・万波に重盗のサインを出したが、万波はスタートを切れなかった。「万波君がついていけなかった。あれはついていってもらって、次のレフト前で2点(にしないと)。そういうというところは直していかなきゃいけない」と課題も口にしていた。