楽天・松井裕 大丈夫? 侍C前最初で最後の実戦で大炎上「ひどいですね」
「練習試合、楽天2-8日本ハム」(14日、金武町ベースボールスタジアム)
不安を残す結果となった。WBC日本代表に選出されている楽天・松井裕樹投手(27)が14日、17日からの代表合宿前の最初で最後の実戦に登板。予定していた1イニングを持たない大炎上となった。
五回、雨が降りしきる中、WBC球を手にマウンドへ上がった。ただ、この日は直球の勢い、変化球の質と全ての精度が低かった。
先頭から連打を浴び、あっさり1点を失う。さらに味方の失策が絡んでピンチが拡大すると、野村、上川畑に適時打。極め付きはドラ1ルーキーの矢沢に右翼席へ特大の一発を食らった。
当初は1イニングを投げる予定だったが、2/3回を5安打6失点(自責2)の大乱調。石井監督は投手交代を告げると自ら歩み寄り、降板する松井裕とともにベンチへ下がった。
大舞台を約1カ月後に控える中での厳しい結果。「ひどいですね。初実戦だとしても、ボールに指がかかっていなかった」。左腕は降板後、球団を通じてコメントを残した。
まさかの結果にも指揮官は「気をつけていってもらって、頑張ってほしい」と投球内容には触れず、左腕の背中を押した。いよいよ17日からは宮崎での代表合宿が始まる。松井裕は自身の課題と向き合い、本番までに修正していく。