ロッテ・佐々木朗希 ズバッ!160キロ 4者連続三振&2回無失点 WBCへ不安なし

 2回、村上を空振り三振に仕留める佐々木朗(撮影・西岡正)
 2回、村上を空振り三振に仕留める佐々木朗(撮影・西岡正)
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 「練習試合、ロッテ6-4ヤクルト」(15日、西崎総合運動公園野球場)

 侍対決を制した。3月のWBCに出場する侍ジャパンのロッテ・佐々木朗希投手(21)が15日、練習試合・ヤクルト戦(糸満)で今年初の対外試合に登板した。先発して2回無失点で5奪三振。日本代表でチームメートの村上から4者連続となる空振り三振を奪うなど圧巻の投球だった。

 二回無死。“令和の怪物”と“村神様”対決に、観客席を埋め尽くす4000人の視線が一点に集まった。初球は外角低めの159キロはボール。それでも2球連続のフォークで追い込む。4球目。この日最速タイの160キロの内角直球で振り遅れ気味の空振り三振に仕留めた。「練習試合とはいえホームランを打たれたくなかった。抑えられたのでよかった」と冷静に話した。

 試合前には、バッテリーを組んだ松川と「インコース真っすぐで三振を取りたい」と話していた。21年6月10日の公式戦初対戦でプロ初被弾を喫したが、今年初対戦は“予告通り”にバットで空を切らせた。

 村上以外にも付け入る隙を見せなかった。初回は3者連続三振。3番・内山の3球目には160キロを計測した。WBC公式球で29球を投げて打者7人に1安打しか許さず、中日・吉原編成イースタン担当は「一つ一つのボールの精度がずぬけている」と目を見張った。

 佐々木朗は「初実戦にしてはバランスよく、変化球も含めて、まとまりのある中で投げられた」と手応えを得た。17日からは宮崎市での侍ジャパン強化合宿に参加する。「本戦に向けてしっかりいい準備で臨めたら」。不安はない。自信を持って日の丸を背負う。

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