侍ジャパン・オリ宇田川に落合氏が言及「慢心が2年目のジンクスの始まり」「あのまっすぐとフォークは厄介」
監督として中日の黄金時代を築いた落合博満氏(69)が22日、自身のYouTube「オレ流チャンネル」を更新。昨年26年ぶりの日本一に輝いたオリックスについて分析した。救援投手として勝利に大きく貢献した、侍ジャパン・宇田川優希投手(24)についても言及した。
落合氏は、日本一の要因について「やっぱりピッチャーでしょ。うん。僅差のゲームで勝ち上がってきたチームがそれなりのゲームをやったってことだと思う」とし「シリーズのラッキーボーイって必ず出てくる。それは宇田川だと思うよ。まさかあそこまで投げてくれるとは思っていなかったんじゃないかな」と持論を展開した。
宇田川の投球スタイルについては「あの長身から投げ下ろしてくるまっすぐとフォークは、なかなかバッターにとっては厄介だったと思う」と言及。「あのフォークはね、うん。フォークを投げ分けるピッチャーもいるけど、ほとんどはボール球でしょ、振らせるのは。それだけボールの走りがあったってこと。フォークを生かすのはまっすぐだから」と分析した。
育成出身の宇田川は、昨年7月に支配下登録されてブレイク。いわゆる「2年目のジンクス」については「まぁオフの練習次第だろうね」ときっぱり語り、2年目のジンクスが起きる要因として「疲労より、オレはこのくらいやっておけば大丈夫なんだって慢心だよ。去年と同じ事をやっておけばそれなりに抑えることができるって考えているのが、2年目のジンクスの始まり」とも話した。