ヤクルト・ドラ1吉村が虎狩り0封 クイック安定で岡田監督警戒「スコアラーから報告が来ると思う」
「オープン戦、ヤクルト2-5阪神」(25日、ANA BALL PARK浦添)
堂々の対外試合デビューとなった。ヤクルトのドラフト1位・吉村貢司郎投手(25)=東芝=が三回から登板し、2回無安打無失点。クイックでの安定した投球で高評価を受けた。
「絶対に走者は出る。そこからのリスク管理が大事」と落ち着いたマウンドさばきで阪神打線を料理した。三回は先頭の近本を空振り三振に仕留めた後、植田は振り逃げで出塁を許した。それでも捕手・松本直との連係で二盗を阻止。四回も先頭の大山に四球を与えた後、糸原のゴロを好反応でグラブに収めて併殺とした。
高津監督は「走者を出しても打者に集中できるのは武器」と称賛。阪神の岡田監督も「いいボール投げるよな」とし、クイックについても「スコアラーから報告が来ると思うけどな」と印象に残った様子だった。
◆吉村 貢司郎(よしむら・こうじろう)1998年1月19日生まれ、25歳。東京都足立区出身。183センチ、85キロ。右投げ右打ち。投手。小学2年から扇ターキーズで野球を始め、足立第八中では足立ベルモントボーイズでプレー。日大豊山高では1年夏からベンチ入り。国学院大を経て、20年に東芝へ入社。最速153キロ。