巨人・オコエ、阪神・大竹ら躍動 「現役ドラフト」に課題と収穫、選手会事務局長「大半がポジティブに」

 日本野球機構(NPB)と、日本プロ野球選手会の事務折衝が1日、行われ、昨年12月9日に初めて実施された、出場機会に恵まれない選手救済の「現役ドラフト」についての意見交換などが行われた。

 選手会・森事務局長らが、2月に12球団の春季キャンプを回り、当該選手らにヒアリングを行った。

 楽天から巨人に移籍したオコエ瑠偉外野手や、ソフトバンクから阪神に移籍した大竹耕太郎投手など、移籍でチャンスが広がったケースが多く、森事務局長は「大半の選手がポジティブに捉えていて、1軍のキャンプに参加した選手が、12球団のうち10球団あった。チャンスをもらえた感はあったようだ」と前向きに捉えた一方、選手会側からは時期的な問題として「もう少し早いほうがいいのでは?」という意見が挙がったという。

 これに対し、森事務局長は「これは(選手の)リストアップの関係もあるので、慎重に話をしないといけない。単に早くすればいい、という問題でもない気がします」と見解を示し、今後も選手会、野球機構間で話し合い、課題を是正していく考えを示した。

 各球団の獲得選手一覧は以下の通り。()は前所属

 オリックス 渡辺大樹(ヤクルト)

 ソフトバンク 古川侑利(日本ハム)

 西武 陽川尚将(阪神)

 楽天 正隨優弥(広島)

 ロッテ 大下誠一郎(オリックス)

 日本ハム 松岡洸希(西武)

 ヤクルト 成田翔(ロッテ)

 DeNA 笠原祥太郎(中日)

 阪神 大竹耕太郎(ソフトバンク)

 巨人 オコエ瑠偉(楽天)

 広島 戸根千明(巨人)

 中日 細川成也(DeNA)

 ◆現役ドラフト 各球団は昨年12月2日に公示された保留選手名簿の中から、来季年俸5000万円未満など条件に合った2人以上の対象選手をリストアップし、リストを日本野球機構(NPB)に提出。ドラフトでは全球団が少なくとも1人は獲得し、1人は獲得される。最大2巡目まで指名が可能となっていた。同月9日午後、オンラインの非公開で行われた。

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