今春センバツから女性部員の試合前ノックが可能に 徳島・城東のマネジャーは練習でノッカー役務める
日本高野連は1日、第95回選抜高校野球大会の第3回運営委員会を開催し、試合前ノック時で女性部員がノッカーを務めることを可能とした。
これまで、女性部員の試合前、試合中の活動は①試合前ノックのボール渡し、練習補助を可とする②試合中のボールパーソンを可とする、という2項目のみだったが、今大会からは試合前ノック時にノッカーを務めることも可とした。
今大会に21世紀枠で出場する城東(徳島)は今大会最少の選手12人で、唯一のマネジャー・永野悠菜さん(2年)が練習などでノッカーを務めており、甲子園初の女性ノッカーとなる可能性がある。
日本高野連などは多様な目標設定を考察していくことが高校野球の目的のひとつであるとし、1993年のセンバツでは森山文部大臣が女性初の始球式を務め、95年の選手権大会では福岡・柳川高校の責任教師が女性で初めてベンチ入り。96年の選手権大会からは記録員がベンチ入り可能となり、福岡・東筑高の女子マネジャーが初めてベンチ入りしている。