オリックス・山下 自己最速更新の158キロマーク 阪神の注目・井上、森下をなで斬り

 7回から登板する山下(撮影・北村雅宏)
 7回、山下が島田の時に計測した158キロの球速表示(撮影・北村雅宏)
 7回から登板し、三者凡退に抑えた山下はベンチに戻る(撮影・北村雅宏)
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 「オープン戦、阪神-オリックス」(4日、甲子園球場)

 オリックスの3年目、山下舜平大投手(20)が4番手で七回のマウンドに上がり、自己最速を更新する158キロをマーク。売り出し中の阪神・井上や同ドラフト1位・森下をいずれも内野ゴロに打ち取った。

 キャンプ、オープン戦で好調を維持してきた若虎注目株も、山下には関係ない。身長190センチ、体重98キロの体は、甲子園のマウンドでひときわ大きく見えた。島田への初球と2球目に157キロをマークすると、続けて158キロで3球三振。続く森下も156キロで二ゴロに打ち取ると、井上には157、158キロの速球を投げ込んだ後に142キロのフォークで三ゴロと、簡単に料理した。

 1軍公式戦登板はなく、昨年はCSファイナルSと日本シリーズではベンチ入り。登板こそなかったものの、緊迫した雰囲気を感じて英才教育を受けた。昨年11月24日に両足首付近の三角骨摘出手術を受け、今年1月中旬から投球練習を再開。山本、宮城、宇田川を侍ジャパンで欠く中で、また1人、開幕ローテ入りを狙う若手がスポットライトを浴びた。

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