東海大菅生 新体制での初戦は逆転勝ち エース・日当は志願登板で1回無安打無失点
「練習試合、東海大菅生7-6土浦日大」(4日、東海大菅生グラウンド)
練習試合が解禁され、今春センバツ(18日開幕、甲子園)に出場する東海大菅生が、新体制での初戦で逆転勝ちした。今秋ドラフト候補に上がる最速150キロ右腕・日当直喜投手(2年)は「(センバツに向けて)流れを作りたくて、あと真っすぐの質をもっと高めたかったので自分が『投げたい』と言いました」と志願登板。1回を投げて無安打無失点だった。
粘り強さが光った。初回に満塁弾などで5失点したが、二回以降は粘投。打線は四回に2点、五回に1点、六回に2点を追加し、一時同点に追いついた。
六回に1点を失ったが、直後の七回1死二、三塁で、8番・原田悠太郎外野手(1年)の右犠飛で再度同点に。その後も好機を拡大し、2死一、三塁で1番・沼沢梁成外野手(2年)が中前適時打を放ち、勝ち越しに成功した。
7-6の九回にはエース・日当が登板。先頭の3番に二ゴロ失策で出塁を許したが、持ち前の力強い直球で押し切り、4番を右飛、5番を投直併殺に打ち取って試合を締めた。
監督としての初戦で逆転勝利を納めた上田崇監督(29)は「粘り強さは良かった。初回に5点をとられて追いついて逆転されて、逆転できたのは大きい。負けないのは大事」と振り返り、「ここから一つ一つできることの確率を上げていきたい」と話した。