専大松戸・平野大地を7球団スカウト視察 修徳戦で5回2安打無失点も「まだ3、4割」
「練習試合、修徳8-11専大松戸」(7日、専大松戸グラウンド)
今春センバツに出場する専大松戸が修徳に逆転サヨナラ勝ちした。今秋ドラフト候補に挙がる最速151キロ右腕・平野大地投手(2年)が先発し、5回2安打無失点、4四死球、5奪三振。「今日の状態だと(調子は)3、4割。試合に投げ出して自分の感覚が戻ってきた。ここから10割に近い状態にしたい」と話した。
序盤は変化球の制球が定まらず、二回に3四死球で2死満塁のピンチを背負ったが、三ゴロで切り抜けた。三回以降は持丸修一監督から「真っすぐで押していけ」と助言を受け、力のある直球を軸に変更。「立ち上がりが良くなかったけど、三回から自分のリズムに持って行けた。状態が悪い中で0点に抑えられた」と振り返った。
この日は修徳の先発・篠崎とのプロ注目対決とだけあって、阪神や巨人、中日など7球団14人のスカウトが視察。最速は145キロを計測し、ヤクルトの橿渕スカウトグループデスクは「まだ試合をこなしていない中で十分。腕の振りが鋭くて、ストレートが強い。成長するイメージがわく」と高評価した。
チームは1-8の八回に5連打を含む7安打で一挙6得点。7-8の九回には1死満塁の好機をつくり、4番・吉田慶剛捕手(2年)の中越えサヨナラ満塁弾で逆転勝ちした。