「第３１回燦燦会総会」が７日、都内のホテルで開催され、巨人・山口寿一オーナー（６６）、原辰徳監督（６４）ら首脳陣、１軍選手らが出席した。

　あいさつをした渡辺恒雄・読売新聞グループ本社代表取締役主筆（９６）は「かつてのように９連覇、１０連覇という記録を作ってくださることを選手諸君に、ぜひともお願いしたい」と熱望した。

　昨季は２年連続でリーグ制覇を逃し、５年ぶりのＢクラスとなる４位と低迷した。渡辺主筆は「（今季は）３年ぶりにリーグ優勝。２０１２年以来１１年ぶりの日本一。これを目指していただきたい」と“厳命”した。過去の歴史をひもといてもＶ９達成の際を含めて「読売新聞の部数は巨人軍の勝敗に連動」していることを明かし、黄金時代の到来を求めた形だ。

　壇上であいさつをした原監督は「昨年は創立８８年目という中で屈辱的な１年でございました」と自身を含めたチームの心境を語った。今季は「挑戦者」であることを強調した指揮官。競争激化のためスタメンや開幕投手は「全く今、白紙です」と明かす。リーグＶや日本一の“奪回”を目指し「（読売新聞の）発行部数も増えるように頑張って参ります」と力強く誓った。