立命大・桃谷 8球団スカウトへアピール打!履正社で日本一経験 阪神・井上と同期
「練習試合、阪神2軍5-5立命大」(8日、鳴尾浜球場)
プロ注目の立命大・桃谷惟吹外野手(3年・履正社)が8日、阪神2軍との練習試合に「5番・中堅」で先発。視察した8球団のスカウトの前で適時打を放ってアピールした。
「胸を借りるつもりでいったんですけど、僕もプロ野球を目指しているので負けたくなかった。しっかり打てるように積極的にいこうと思っていました」
初回1死一、二塁で、フルカウントからドラフト2位・門別(東海大札幌)の7球目を強振。左中間への2点二塁打とした。複数で視察した阪神・熊野スカウトは「アベレージ的にも右へも左へもヒットを打つタイプ。体のキレも良さそうだし、順調にいっているのかな」と評価した。
履正社では同級生の井上(阪神)とともに、3年だった2019年夏の甲子園で同校初の全国制覇に貢献した。先にプロ入りした井上は4年目の今年、開幕スタメンへ向けてアピールを続けており、桃谷はその姿に注目している。最近も連絡を取ったといい、「結構1軍の試合にも出ていて、すごく刺激になってます。自分も(プロに)行きたいなという気持ちがすごく出て、頑張らないといけないなとなりますね」と活力を得ている。
「もっといいアピールができるように、頑張りたい」。夢のプロ入りへ、さらに気持ちを強くした。
◆桃谷 惟吹(ももたに・いぶき)2001年5月26日、21歳。兵庫県出身。175センチ、84キロ。右投げ右打ち、外野手。小学3年時に会下山少年野球部で野球を始め、6年時はオリックスジュニアでプレー。湊川中では兵庫伊丹ヤングに所属。履正社では2年春からベンチ入りし、3年夏の甲子園で全国制覇。立命大では1年秋からベンチ入り。