慶応の清原氏次男・勝児 23年初弾 センバツへ弾みの高校通算9本目「自信になった」

 「練習試合、東海大相模5-5慶応」(11日、東海大相模グラウンド)

 今春センバツに出場する慶応が11日、相模原市内で東海大相模と練習試合を行い、5-5で引き分けた。西武、巨人などで活躍した清原和博氏(55)の次男・勝児内野手(2年)は「5番・三塁」で先発出場し、3打数1安打1打点1四球と活躍。高校通算9本塁打目となる今年1号を左翼へ放ち、センバツへ弾みをつけた。

 清原が振り抜いた打球は、左翼手の頭を越えてネットに直撃した。センバツ前に自信を深める今年1号のソロ弾。二塁ベースを回るとベンチにいる仲間と目を合わせて満面の笑みを浮かべた。

 「(今年に入って)ホームランが出ていない中で一本打てたので、すごくうれしかった。いつ出るかなと思っていて、きょう出たので自信になりました」

 4-2で迎えた六回だ。1死走者なしでカウント3-2から相手右腕が投じた内角寄りの高めの直球を強振。「少し詰まったけど、振り切れてホームランになった」と、高校通算9本目に自然と頬が緩んだ。

 昨夏の神奈川大会で先輩たちが敗れた難敵。その雪辱は秋季神奈川大会で果たした。そんな“因縁”のある相手からの一発に、森林貴彦監督(49)も「ここぞの一本の集中力はある。ホームランじゃなくてもいいので、甲子園でも打点を挙げるような活躍を期待しています」と目を細めた。

 初戦の相手は投手王国・仙台育英。本番まで練習試合も残り数試合だが、「調整というよりも常に成長して挑みたい。仙台育英戦でも打てるようにこれから頑張りたい」と清原。ピークは初戦の21日。最高の状態で強敵を迎え撃つ。

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