彦根総合・坂元 2発!聖地初星へ弾み 宮崎監督「細かいところを詰めないと」
「練習試合、彦根総合8-4和歌山東」(12日、和歌山東グラウンド)
今春のセンバツに初出場する彦根総合が12日、和歌山市内で大会前最後の練習試合を行い、和歌山東に8-4で勝利した。「4番・左翼」で出場した坂元幸大外野手(3年)が2本塁打を含む4打数2安打3打点と躍動。聖地初勝利へ向けて順調な調整ぶりを披露した。
2点リードの三回に中堅へソロを放つと、六回2死二塁からは、詰まりながらも左翼へ2ラン。自身初の1試合2発で高校通算15本塁打としたが「2本目は詰まっていたので、まだまだ詰めが甘いのかな」と納得はしていなかった。
1年夏からベンチ入りし、同年秋には背番号「9」を背負うなど期待されていた坂元。だが私生活の乱れなどで2年夏からは2桁の背番号に。「生活面もしっかりしないといけない」と自らを律し、今春から再び「7」を着けることになった。
チーム唯一の甲子園経験のある宮崎裕也監督はチーム状態について「守備や走塁など、まだまだ細かいところを詰めないといけない。甲子園は気持ちの部分が一番出る場所」と話し、ナインの気持ちを引き締めた。
初戦は大会第5日の第1試合で光(山口)と対戦。春夏通じて滋賀県勢初の甲子園制覇を目指す。
◆坂元 幸大(さかもと・こうた)2005年9月4日生まれ。大阪府大東市出身。168センチ、61キロ。右投げ右打ち、外野手。深野小時代にリファインジャガーズで野球を始め、谷川中では門真ビックドリームでプレー。彦根総合入学後は1年夏からベンチ入り。50メートル走6・4秒。遠投100メートル。