ソフトバンク 42歳の和田毅が健在アピール 4回2安打1失点7奪三振 新球種に手応え「今までになかった球速帯」

 巨人戦に先発した和田
 4回を投げ終え、タッチしながらベンチへ戻る和田
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 「オープン戦、ソフトバンク1-2巨人」(15日、ペイペイドーム)

 42歳の大ベテラン、ソフトバンク・和田毅投手が4回で7三振を奪い、2安打1失点にまとめる力投を見せた。

 藤本監督は試合後、「球は良かった。ベース板で強いし、もう少しイニングも行けそうという感じも出てきた。大丈夫」と評価。今春キャンプ中に左太もも裏の張りを訴えて調整が遅れていたが、逆転での開幕ローテ入りへ大きく前進した。

 オフの間に習得を目指した新球種も初めて打者相手に投げた。120キロ台中盤の変化球。これまでは「パワーカーブ」と自称していたが、コーチから「軌道は縦スラだな」と指摘され「名前はまだない」と苦笑いした。

 それでも、これまでの持ち球は130キロ台のスライダーやチェンジアップ、110キロ台のカーブで「今までになかった球速帯。中田選手のバットを折ったり、吉川尚選手の空振りもあったり、ファールを打った打者が『ん?』みたいな反応も結構あった」と収穫を口にした。

 プロ21年目を迎えたサウスポーだが、今なお進化を止める気配がない。

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