東北 “ペッパーミル・パフォ”塁審に止められた「楽しむ姿でやりたかった」
「選抜高校野球・1回戦、山梨学院3-1東北」(18日、甲子園球場)
12年ぶり出場の東北は最後の粘りが通じず初戦敗退した。
佐藤響主将(3年)は「あっという間に時間は過ぎた。自分たちの力が出せなかったが、試合を楽しむことはできた」と振り返った。
初回に相手の失策で一塁に走者が出た際、チームで“ペッパーミル・パフォーマンス”をしようとしたが、塁審に制止されたためにやめた。佐藤響は「試合前、楽しい雰囲気でできるように『やろうか』と話していたが、塁審の方に止められて。野球にはフェアプレー精神があるので。でも僕たちは相手を侮辱しているわけでなくて楽しんでいる姿というのはやりたかった」と振り返った。
それでも「ルールがある以上、自分たちもそれに沿ってやる。もっと違う形で楽しむことはできるのかなと。注意を受けてベンチもちょっと沈んだが、違う形で楽しむことができた」と、前向きに捉えた。
高野連の日本学生野球憲章には「フェアプレーの精神を理念とする」とあり、過去の甲子園でも過度なガッツポーズや相手を刺激するようなパフォーマンスに対しては注意喚起が行われたケースもある。