中日一筋17年 平田良介が涙と感謝の引退セレモニー「納得して現役を辞めることができた」当初は現役続行希望も決断

 「オープン戦、中日6-2楽天」(18日、バンテリンドーム)

 昨季限りで現役を引退した元中日の平田良介氏が引退セレモニーに参加した。背番号6のユニホーム姿で試合後のセレモニーに登場すると、場内からは温かな拍手。ムービーが上映され、中日・大島、移籍した楽天・阿部、家族から花束を受け取ると、涙をぬぐう姿も見せた。

 「本日はこのようなセレモニーを開いていただき、ありがとうございます」と語り出すと「泣かずにセレモニーしようと思ってたんですけど、大島さんから花束を貰ったときに泣いてしまいました」と吐露。「開幕前の忙しいときにセレモニーをしていただいて、本当にありがとうございます。自分自身、まだまだやりたい気持ちがないと言えば嘘になります。しかし、引退を発表するまでに納得をすることができ、体はもう思った通りに動かない、だからこそ、現役を辞めることができました」などと、時折声を震わせながらあいさつした。

 その後は中日ナインや楽天・阿部、大阪桐蔭高の後輩である楽天・浅村らから胴上げ6度。記念撮影では笑顔を浮かべていた。立浪監督ら首脳陣から声をかけられるシーンも見られた。

 平田氏は中日一筋で17年間プレーし、通算1227試合の出場で打率・268、105本塁打、484打点。昨季は51試合の出場にとどまり戦力外通告を受け、自由契約となっていた。その後、移籍先を模索したがオファーはなく、現役引退を決断。中日退団の際に行った記者会見でのやり取りが球団に対して不満を訴えるような態度と捉えられ、物議を醸す騒動にもなっていた。

 セレモニーの実施が決まった時には、自身のインスタグラムに「引退か自由契約かの選択をさせていただき、当時の自分は現役続行を希望していたので自由契約を選択いたしました。一度断ってしまった引退セレモニーの話を、もう一度企画していただいた皆さまには感謝しかありません」などと、感謝の思いをしたためていた。

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