東海大菅生・日当 オール直球2回0封 ごみ拾い日課で「応援される人間に」
「選抜高校野球・2回戦、東海大菅生5-2城東」(22日、甲子園球場)
190センチ、105キロの大型右腕が躍動した。今秋ドラフト候補の東海大菅生・日当直喜投手(3年)が八回から3番手で登板し、2回1安打無失点。楽天スカウトのスピードガンで、今大会最速で自己タイの150キロを計測した。
全球直球で勝負した。普段はキレのあるスライダーやフォークなど変化球を交ぜて打ち取るスタイルだが、「まず真っすぐで全国デビューするべきだと思った」とこの日は直球のみ。九回二死一、二塁のピンチも、力強い直球で空振り三振に斬った。
「ゴミが一つのアウト」とごみ拾いが日課。大会が始まっても、甲子園周辺を歩いて徳を積む。「応援される人間になって、東海大菅生を悲願の日本一に導きたい」。次戦も勝利のために腕を振る。
◆阪神・吉野スカウト「投げっぷりよく投げている。(体の)サイズがあって強いボールが投げられる」
◆広島・尾形スカウト「馬力もあるし、体もある。フォークも落差があって、将来性は素晴らしい」