ヤクルト・山田、ヤクルト・宮本ら履正社ＯＢがセンバツ出場が決まった母校の後輩にプレゼントを贈っていたことがわかった。

　オリックス・Ｔ－岡田はサプリメント、ヤクルト・山田はランニングシューズ、ヤクルト・宮本はアンダーシャツなどを入れる刺繍入りの袋、ロッテ・安田はＴシャツ、阪神・坂本はキャッチャー道具、ＤｅＮＡ・小深田や阪神・井上は新品のボールをプレゼント。

　プロで活躍する錚々たるメンツのサプライズに履正社の多田監督は「すごく嬉しいです。子どもたちも喜んでいます。特に侍ジャパンでね、山田（哲人）が頑張っている姿をテレビで拝見して、あちらは世界一ですけど、自分たちも日本一を目指して頑張りたいです」と刺激を受け、日本一への抱負を語った。

　２０２２年から監督を務め、指揮官として初の甲子園となる多田監督は、プレゼントをもらったＯＢらが高校時代にはコーチを務めていた。宮本は「すごく細かい野球をめっちゃ求められてたんで。そのときはあんまりわからなかったんですけど、すごい奥が深い野球してたなと。高校生にしてはすごく考えていた。だからあんなに勝てるんだなと思います」と多田監督の野球観と常勝の理由を分析。

　自身も２度甲子園に出場した宮本は「高校の短い間でなかなか経験できることじゃない。みんなそこ目指してやってきている。何とか一生の思い出に残るような時間にして欲しいと思います」とエールを送った。