ソフトバンク 佐藤直が3ラン 大逆転の開幕1軍を猛烈アピール
「オープン戦、ソフトバンク-広島」(25日、ペイペイドーム)
大逆転の開幕1軍入りへ猛烈アピール弾だ。
ソフトバンク・佐藤直樹外野手(24)がオープン戦残り2試合となったこの日から1軍に合流。「1番中堅」で即スタメン起用されると、二回2死一、二塁で広島先発・床田から左翼席へ3ラン本塁打を放った。
佐藤直は「打ったのはスライダーです。とにかく思い切って積極的にスイングを仕掛けようと打席に入りました。いいバッティングができたと思います。このあとも思い切ってプレーしていきます」とコメントした。
今季が4年目の右打ち外野手。19年ドラフト1位でJR西日本から入団した。今春キャンプはA組スタートが内定していたが、キャンプイン直前の1月25日に福岡市内の病院で、鏡視下腹腔(ふくくう)鏡虫垂摘出術を受けたことが球団から発表されて白紙に。結局、宮崎キャンプに参加することはなく筑後のリハビリ組での調整を余儀なくされた。
それでも3軍戦を経て2軍戦に出場すると、ウエスタン・リーグでここまで5試合に出場し、打率.412、3盗塁と好結果を残していた。
ソフトバンクの野手は左打者が多く、藤本監督も右打者の台頭を切望している。藤本監督は「外国人のアストゥディーヨ、ホーキンス。正木、増田」と名前を挙げているが、その中に佐藤直もぎりぎりの局面から滑り込んできた。