巨人激励会出席の渡辺主筆 「座ったままのあいさつで申し訳ない」と謝罪 「近づくべきところに近づいている気もする」
渡辺恒雄読売新聞グループ本社代表取締役主筆(96)が27日、都内ホテルで行われた「2023 読売巨人軍激励会」に出席。主催者あいさつでナインにリーグ優勝&日本一を厳命しながら、出席者には座ったままでのあいさつを“謝罪”した。
車いすに乗って登壇した渡辺読売新聞グループ本社代表取締役主筆。「今年は何が何でも3年ぶりのリーグ優勝、11年ぶりの日本一、これを獲得してくれることを確信しています」などと、あいさつした後、「ちょっとついでに申し上げて、おわびしておきます」と自ら切り出した。
「この1、2年、足、膝を痛めちゃいまして、立ってごあいさつができなくて、座ったままで大変申し訳ない。選手諸君に頑張れと言っておきながら、この老人もう97歳になります」とコメント。会場からは激励の大きな拍手が注がれた中、「ちょっと近づくべきところに近づいている気もするので。愚痴っぽいことも言うかもしれませんが、座ったままのごあいさつで失礼します。ここからおわびする次第でございます。どうもすみませんでした」と話した。
渡辺主筆は読売新聞社社長、読売巨人軍オーナー、取締役最高顧問などを歴任し、2016年から現職。昨年も同会に出席し、主催者あいさつを行っていた。
チームは昨年、2017年以来5年ぶりのBクラスとなる昨年4位に沈んだ。3年ぶりのリーグ制覇、11年ぶりの日本一を目指す。