高木豊氏 自身の現役時代にWBCがあったら選ぶ代表30人は誰か 個性派ぞろいに「ワガママ放題だから」
元DeNAで野球評論家の高木豊氏が27日、自身のYouTubeチャンネルを更新。自身の現役時代に野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」があったら誰が選ばれていたかについて自身の考えを語った。
「年代的には俺がレギュラーになった1983年から10年間」という縛りをつけた上で、投手14人、捕手3人、内野手8人、外野手5人と監督を選んだ。
まず最初に「長嶋ジャパン。長嶋さんだろうな」と長嶋茂雄監督を選定。投手については江川卓、斎藤雅樹、西本聖、阿波野秀幸、大野豊、野茂英雄、槙原寛己、佐々木主浩、今中慎二、工藤公康、潮崎哲也、山田久志、伊良部秀輝、高津臣吾の14人を挙げた。
このメンバーで今回の第5回大会を戦うことを想定。大谷が先発した1次リーグ初戦・中国戦の先発に「(メジャー挑戦の)パイオニア」という理由で野茂を立て、ダルビッシュが先発した同・韓国戦先発に「経験が豊富だから」と江川を推した。チェコ戦先発は伊良部、オーストラリア戦先発は今中を指名し、第2先発に斎藤、西本、大野、工藤を挙げた。
捕手、内野手、外野手も当時のそうそうたるメンバーを選出。今回の決勝戦・米国戦を戦うスタメンについても言及し、「3番・掛布雅之」「4番・落合博満」「5番・山本浩二」をクリーンアップとする強力打線を思い描いた。
最後に1980~90年代にWBCがあったら、と問われた高木氏は「選考は大変だったと思うよ。多分ね、『あいつが出るんだったら俺、出ねぇぞ』と。ワガママ放題だから。まとまりなんかできやしねえよ」と、個性派ぞろいだった当時のスター軍団をまとめる難しさを語っていた。