大阪桐蔭を飲み込んだ「アゲアゲホイホイ」報徳学園大逆転の“魔曲”に ファン「甲子園の魔物が戻ってきた」
「選抜高校野球・準決勝、報徳学園7-5大阪桐蔭」(31日、甲子園球場)
報徳学園が終盤の集中打で5点差をひっくり返し、決勝進出を果たした。昨秋の近畿大会のリベンジを果たしたが、終盤の甲子園のスタンドは報徳学園の逆転を後押しする声援で一色となった。
その先導役となったのが一塁アルプスから流れる「アゲアゲホイホイ」のチャンステーマ。「サンバ・デ・ジャネイロ」のマーチに乗って、アルプスの選手たちが踊りながら声援を送る。これがアルプスだけでなく球場全体へと波及。試合後、西谷監督が「報徳学園のすごい応援もあった。元気がある応援は知っていた。それも含めての勝負」と語ったように、大阪桐蔭は完全アウェー状態となった。
決勝打を放った報徳学園・石野は「スタンドのみんなは全力で応援してくれているので、全力で勝つことが恩返し。最後まで勝ちきって、てっぺんをとってスタンドに恩返ししたい」と力を込めた。
これにはファンもツイッターで「すさまじかった」「外野も三塁側も巻き込んでいた」「アゲアゲホイホイが魔曲過ぎる」「頭から離れん」といったつぶやきに加え、「声出し応援の魅力」「甲子園の魔物が戻ってきた」など、今春からマスク有りという条件付きながら解禁された声出し応援の効果と分析するファンもいた。