原巨人4年ぶり黒星発進 大勢が投げず逆転許す 指揮官「マウンドに上げる状況ではなかった」
「巨人3-6中日」(31日、東京ドーム)
痛恨の逆転負けだった。リリーフの継投が裏目に出て4年ぶりの開幕黒星発進。巨人・原辰徳監督(64)は「粘って戦いましたけどね。今日に関しては相手に軍配が上がった」と淡々とした口調には、くやしさがにじんでいた。
八回に3-2と一時逆転し、最高潮のムードで迎えた九回に落とし穴が待っていた。マウンドには守護神・大勢ではなくセットアッパー・ロペスが上がった。だが右腕が無死一、二塁のピンチを招くと交代を決断。原監督がマウンドに足を運び、高梨を投入したが失点を重ねた。この回4失点と特大のダメージを与えられた。
ベンチ入りはしたが登板しなかった大勢について指揮官は「今日はマウンドに上げる状況ではなかった」と説明。侍ジャパンの一員としてWBCに出場した影響もあってコンディションに不安があり登板を回避させた。
「結果的に今日負けたけど、またあしたフラットな状態で戦っていく」と原監督。痛すぎる敗戦ではあるが気持ちを切り替える。