新人3監督に遠い勝ち星 ともに開幕2連敗 広島・新井監督、ロッテ・吉井監督は2戦連続完封負け 西武・松井監督は王者になすすべなし
新人監督3人が白星から見放されている。プロ野球の開幕2戦目となった1日、広島・新井貴浩監督、西武・松井稼頭央監督、ロッテ・吉井理人監督はこの日もそろって黒星を喫し、2連敗で開幕カード負け越しとなった。
前日の開幕戦でヤクルト投手陣の前に散発3本で完封負けした広島は、この日も打線が沈黙。来日初先発のピーターズに6回まで2安打に封じられるなど、4投手のリレーに4安打と抑え込まれ、昨季のセ・リーグ王者に2試合連続の完封負け。開幕から2戦連続零敗は球団初、リーグ35年ぶりのワーストタイとなる屈辱を味わってしまった。新井監督は「こっちも動きを出していかないといけないのかなという感じかな」と巻き返しを誓った。
開幕戦ではソフトバンクに五回までパーフェクトに抑えられるなど完封負けとなったロッテは、プロ初先発の藤井に7回2安打に封じ込まれるなど4投手の前に三塁さえ踏めず。こちらも2試合連続の完封負けに終わった。
オリックスとの開幕戦で九回2死から昨季までチームメートだった森に同点弾浴びて、延長での悔しい敗戦となった西武は、この日は先発のエンスが乱調で序盤から大量失点。打線も12安打を放ちながらつながりを欠き、わずか2得点の拙攻で昨季のパ・リーグ王者に完敗した。
3人の指揮官とも、エイプリルフールだけに開幕2連敗は「嘘」と思いたい心境だろうが、ヨーイドンでの3連敗だけは免れたいところだ。