世界一侍、ソフトバンク・甲斐が開幕3連勝に攻守で大活躍「ボールの見え方、力の伝わり方も良い」

 ヒーローインタビューを終え、ポーズをとる甲斐(左)と近藤
 開幕3連勝しタッチを交わすソフトバンクナイン
 2回、甲斐が左越えに先制2点二塁打を放つ
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 「ソフトバンク5-3ロッテ」(2日、ペイペイドーム)

 ソフトバンクが3年連続の開幕3連勝を果たした。WBCに侍ジャパンで出場した4選手がそれぞれ勝利に貢献した。

 0-0の二回、先頭の5番・牧原大がセンター左寄りへのクリーンヒットを好判断で二塁打とすると、1死満塁から9番・甲斐が左越えへ2点二塁打を放って先制点を挙げた。

 なお2死二、三塁から2番・近藤は中越えの2点二塁打。この回一挙4点を奪って、開幕3連勝へさっそく試合の主導権を握った。

 また、七回には1番・周東が中前打で出塁。すかさず二盗を決めてチャンスを広げ、三進した後に相手暴投で貴重な5点目のホームを踏んだ。

 それぞれが3連勝の立役者となったが、甲斐は昨季の打撃不振の記憶をかき消すように、開幕シリーズで打ちまくった。開幕戦は3打席目に左中間二塁打。4月1日の2戦目は3打席連続三振の後に迎えた打席で左前へ2点適時打を運んだ。

 そして3戦目は先制二塁打に続き、もう1本二塁打を放った。3試合で打率.364、4打点。昨季は打率.180、1本塁打と振るわずにV逸の責任も背負い込んだ。

 藤本博史監督は「自然体で構えてるでしょ。だからスムーズにバットが出てる」と評価。昨季は打席の中で腰をぐっと折り曲げて、屈むように構えていた。

 甲斐も手応えを口にする。

「去年の終盤から今のような形で構えて、ボールの見え方も、力の伝わり方も良い。しっかり続けていこうと監督とも話をしている」

 キャッチャーの守りでも、1、2戦とロッテ打線を完封し、3戦目も五回まで無得点に抑えた。開幕から23イニング連続無失点は、南海時代の1953年の球団記録に70年ぶりに並ぶ快挙だった。開幕3連勝という結果に正捕手としても充実感を漂わせていた。

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