花巻東・佐々木秋羽内野手、3打数無安打で準優勝に涙 兄は怪物スラッガー・佐々木麟太郎 女子選抜高校野球

 表彰式を終えても涙が止まらない佐々木秋羽(右)=撮影・堀内翔
 4回、二ゴロに倒れた佐々木秋羽(撮影・堀内翔)
 6回、打球を惜しくも捕れない佐々木秋羽(撮影・堀内翔)
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 「女子選抜高校野球・決勝、神戸弘陵6-0花巻東」(2日、東京ドーム)

 創部4年目の花巻東は初の決勝となったが、頂点には届かなかった。同校の男子野球部で高校通算117本塁打を誇る佐々木麟太郎内野手(3年)の妹・秋羽(しゅう)内野手(2年)は「2番・二塁」で先発出場。3打数無安打とチームを勝利に導けず、試合後は涙を流した。

 甲子園経験者の兄からは「雰囲気にのみ込まれないように。自分らしく楽しんでやれよ」と声をかけられて臨んだ大舞台。この日は男子野球部も応援に駆けつけ、父の佐々木洋監督と麟太郎も、スタンドで観戦した。

 ただ、快音は響かず、「自分の結果とかチームが勝つことができなくて悔しい気持ちでいっぱい。自分の実力のなさが痛感できた試合でした」と秋羽。「まだまだ自分たちの力が及ばなかったので、もっともっと練習して次こそ優勝したいです」と夏に向けて必死に前を向いた。

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