井端氏が選ぶWBCのMVPは捕手3人 「あのトラウトがやみくもに振りにきていた」
中日、巨人で活躍し、2013年のWBCでは打率・556でベストナインに選出されたプロ野球解説者の井端弘和氏が3日、自身のユーチューブ「【イバTV】井端弘和公式チャンネル」を更新し、3大会ぶりに世界一を奪還した侍ジャパンのカギになった試合などについて語った。
ポイントになった試合について「韓国戦じゃないの」と語り始めた井端氏。「3点取られておやっと思ったけど、すぐ4点取って逆転したのがね。あれが例えば0だったら、韓国が余裕を持って攻撃されると、ちょっと苦しくなっていた」と解説。
不振に苦しんでいた村上とは「何回かしゃべったけど」とし、「最後はどこで打つかだから」と肩の荷を軽くする助言を送っていたことも明かした。
個人的MVPは「大谷選手じゃないの」としながらも、「裏的にはキャッチャーじゃないの。3人いたけど、3人じゃないの」と中村、甲斐、大城の3選手をMVPに推した。
その理由として「特にアメリカ戦とかは向こうのバッターが苦しんでいたし、裏をかいていた。あのトラウト選手がやみくもに振りにきていたところもあったから」と解説した後で、村田バッテリーコーチとスコアラー、データ班もMVPに挙げていた。
また、次回2026年大会での主役候補には「ワンランク、ツーランク上がったところでね」とロッテ・佐々木朗希投手を挙げつつ、中日・高橋宏斗投手も推していた。
侍ジャパンの次期監督候補に名前が挙がっていることについては「あるわけないじゃん。これから夏に向けて大事な仕事があるんで」と即答。U12日本代表監督として、7月下旬から始まる「第7回WBSC U12ベースボールワールドカップ」に全力を尽くす決意を示した。