ヤクルト・村上 大谷さんイメージ!フェンス直撃V打 「詰まりながらも押し込めた」1999年以来の開幕4連勝
「中日0-1ヤクルト」(4日、バンテリンドーム)
ヤクルト・村上が六回、右翼フェンス直撃の先制適時二塁打を放った。これが決勝点となり、2日の“確信歩きランニング弾”に続き、2試合連続の殊勲打。チームとしては99年以来の開幕4連勝に貢献した。
試合前練習中、高津監督と右翼5階席を指さして談笑した。フリー打撃では引っ張る打球を多く見せた。村上は「ボール飛ばしたろうと思って」とだけ語ったが、意識するのはもちろん大谷。3月4日。大谷は侍ジャパンの壮行試合・中日戦前に行われた打撃練習で、右翼5階席に到達する衝撃弾を披露。周囲が驚く中、村上は悔しさを感じていた。
六回2死一、二塁で迎えた打席。内角のツーシームを「詰まりながらも押し込めた」とフェンス直撃打。くしくも、この日打ち込んだのは右方向への打球。フェンスを越えることはなかったが、チームを勝利に導いた。
大谷を「新たなスタートを切らせてくれる存在」として「若いときに一緒に野球をできて良かった」と感謝した三冠王。WBCでの苦い経験を糧に、新境地へ進み出している。