今季初先発のヤクルト・高橋奎二 5回無失点の好投 勝利投手の権利持ち降板「チームの流れに乗って投げることができた」
「中日-ヤクルト」(5日、バンテリンドーム)
WBCにも出場し、今季1軍初登板・初先発を果たした高橋奎が、最速151キロの直球と変化球を駆使して5回無失点4奪三振と好投し、勝利投手の権利を持って降板した。
初回は先頭の岡林と続く大島を1球ずつで打ち取り、3番・カリステを4球で見逃し三振に仕留めて、6球で終わらせる上々の立ち上がりからスタート。
二回には1死二塁から高橋周の鋭い打球を捕手登録の右翼・内山がダイビングしながら好捕。三回には2死二塁のピンチで大島に左前打を許すも、左翼・青木の好返球と遊撃・長岡の中継プレーで二走の柳をアウトに。4、5回もランナーを背負いながら、粘り強いピッチングで無失点に抑えた。
降板後に広報を通して「先制点を取ってもらったので、チームの流れに乗って投げることができました。もう少し調整して長いイニングを投げるようにしたいです」とコメント。ここまで開幕4連勝と、波に乗る野手の力も借りながら、きっちりと先発の役割を果たした。