DeNAが待望の今季初勝利!平良が888日ぶり復活勝利 4投手で完封リレー
「DeNA2-0巨人」(5日、横浜スタジアム)
DeNAが開幕5戦目にして、待望の今季初勝利。連敗を止めたのは、トミー・ジョン手術から888日ぶりの1軍勝利となった平良の力投だった。
立ち上がりから、持ち味のシンカーを軸に巨人打線を分断。二回には2死二、三塁のピンチで、相手先発・メンデスを一ゴロに打ち取ると、リズムに乗った。三、四回と三者凡退の山を築き、得点圏に走者を背負ったのは二回のみ。6回を4安打無失点、7奪三振の完全復活を見せた。
平良は21年6月にトミー・ジョン手術を受けており、懸命なリハビリを続け、昨年は1軍の登板なし。今季はキャンプ、オープン戦からアピールを続け、目標だった開幕ローテーション入りをつかみ取った。
登板前日には「またここでこうやって野球ができるようにと思って、2年間やってきたので、まずはホッとしていますし、またこうやってここに投げられるように導いてくれたトレーナーさんに本当に感謝の気持ちを持って、明日マウンドで投げられたらなと思います」と意気込んでいた右腕。見事にチームの連敗を止め、恩返しの85球となった。
打線も三回に宮崎の適時二塁打で先制。六回にも宮崎のソロで加点し、2点リードを4投手の継投で守り切った。