「平良は何も心配ない」WBC出場のエース今永も予言の復活星 DeNA・平良の888日ぶり1勝が待望のチーム初勝利

 3回、丸を空振り三振に仕留め、グラブを叩いてベンチに引き揚げる平良
 古巣の巨人に立ち向かう平良(撮影・佐藤厚)
 勝ち星を挙げた平良(右)は山崎からウイニングボールを受け取り笑顔
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 「DeNA2-0巨人」(5日、横浜スタジアム)

 DeNAの平良拳太郎投手が888日ぶりの1軍勝利を挙げ、チームの開幕初勝利を呼び込んだ。

 立ち上がりから、持ち味のシンカーを軸に巨人打線を分断。毎回奪三振を奪うなど、連敗中のチームに勢いをもたらす6回4安打無失点、7奪三振の力投を見せた。

 平良は21年6月にトミー・ジョン手術を受けており、昨年はリハビリのため1軍未登板。今季はキャンプ、オープン戦からアピールを続け、実に727日ぶりの1軍マウンドでいきなり完全復活を予感させる85球を見せた。

 この日2軍でWBC後に初登板を終えていたエース・今永は、この結果を信じていたようにこう、話していた。「平良に関しては、僕はもう何も心配ない」とし、「トミー・ジョンってものすごく長くて、モチベーションを保つのも少し難しい手術になるんですけど、平良の場合はしっかりドッグに朝早く来て、自分のやるべきことをやって、トリートメントをしっかり受けて、また次の日朝早く来てっていうのをずっと繰り返して、弱音だったりとか文句だったりとか、そういったことを一切…少なくとも僕の前では言わなかった。必ず良い結果を出してくれる」。

 先輩の信頼に応える、見事な連敗ストップとなった。

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