ヤクルト 球団初の開幕5連勝 投手王国ヤ!5戦中4戦完封勝ち 高橋が圧巻5回0封
「中日0-5ヤクルト」(5日、バンテリンドーム)
最高のスタートダッシュだ。リーグ3連覇と日本一奪還を目指すヤクルトが、球団史上初の開幕5連勝を飾った。
WBC帰りの先発・高橋奎二投手(25)は、二回の内山のダイビングキャッチや、三回の青木の中継プレーなど、野手の盛り立てと粘りのピッチングで、5回4安打無失点で勝利投手に。今季初登板となった後続の今野、久保、大西も走者を出しながら無失点でつないだ。
打線は立ち上がり、制球に苦しむ中日先発の柳を逃さず、押し出し四球と犠飛で2点先制。以降も五回に山田の適時打、六回に長岡が今季初安打となる適時二塁打を放つなど主導権を渡さなかった。
高津監督は「相手のミスで得点して、逆にこっちの四死球で得点させない。非常に良い傾向というか、良い形で得点も防ぐ方もできたんじゃないかな」と納得顔。それでも「良いスタートは切れたのかな。まだまだ5試合ですよ」と気負わない。「注文はありますよ、まだ100点じゃないことは確かです」とさらなる爆発をにおわせた。