「ＤｅＮＡ４－０巨人」（６日、横浜スタジアム）

　巨人は大拙攻が響き、２試合連続の完封負けを喫した。

　信じられないミスは二回。新助っ人ブリンソンが痛恨の凡ミスを連発し、先制機を逸した。１死一塁から打席に立つと、東に対して左中間を破る一打を放った。勢いよく二塁を回って三塁を狙ったが、一走の岡本和は三塁でストップ。慌ててブリンソンは二塁に戻ったが、二、三塁間で挟まれた。

　挟殺プレーの間に、押し出される形で岡本和は本塁を狙ったがタッチアウト。さらに、三塁に進んだブリンソンはアウトカウントを勘違いしたのか、天を仰ぎながら三塁ベンチに戻ろうとベースを離れ、タッチアウトとなった。記録は二塁打も、暴走＆アウトカウント間違いという２つの凡ミスでチャンスを逃す、まさかの珍プレーとなった。

　流れを失った巨人は四回には復帰後、初スタメンの長野が先頭で左翼線二塁打を放ち、チャンスメーク。それでも続く吉川が浅い中飛に倒れると、丸、岡本和も押さえ込まれた。さらに五回には１死からブリンソンが左前打。この３連戦、９本目の安打で好機をつくったが、続く坂本が三ゴロ併殺に倒れた。スタメン復帰した坂本は八回も投ゴロに倒れ、３打数無安打。これで開幕から出場５試合、１９打席無安打となった。

　投げては、今季先発の横川が６回５安打１失点と試合を作ったが、１点リードの七回には２番手の船迫が、代打・楠本に痛恨３ランを浴びた。巨人は連敗で開幕から３勝３敗となった。