中日・高橋宏 セ界王者の連勝を止める凱旋星 チームも今季の本拠地初勝利
「中日3-1ヤクルト」(6日、バンテリンドーム)
20歳の侍、中日・高橋宏斗投手(20)がチームを今季の本拠地初勝利に導いた。一回りも二回りも大きくなった背番号19の凱旋登板。開幕から5戦負けなしのヤクルトに真っ向から立ち向い、セ界王者の連勝を止めた。
初回1死で浜田に左越えソロを被弾。これでスイッチが入った。侍ジャパンの同僚、3番・山田、4番・村上をスプリットで連続三振に仕留めると一気に波に乗った。6回1安打1失点で毎回の8三振。「初回の本塁打が反省。そこからはテンポよく投げられた」。充実の98球となった。
初マウンドの登場曲もWBCでつながった縁で決めた。人気アイドルグループ「嵐」の二宮和也が歌う「それはやっぱり君でした」を選択。WBC準決勝のメキシコ戦で、ブルペンの入り口が分からず右往左往する様子がテレビで放映されたことからつながり、シャンパンをプレゼントしてくれた二宮へのささやかなお返しだった。