プロ野球「死球」サインは実在!元捕手が認める 元巨人投手の「ない」には一斉ブーイング
フジテレビ系「ジャンクSPORTS」が8日、放送され、プロ野球で捕手として活躍した元ロッテの里崎智也氏、元横浜、中日の谷繁元信氏らが「デッドボールのサイン」があったことを認めた。
この日の企画は「昭和のスポーツ遺産 プロ野球編」。元日本ハム投手の岩本勉氏が遺産として「『当てろ』のサイン」を挙げた。「今や報復のデッドボールとか許されない時代です。でもぼくらは名残があった時代を過ごしてるんです」と語り、それぞれのチームでどんなサインがあったのかを尋ねた。
岩本氏自身も「『厳しいとこいけ』じゃなく『一発いっとけ』と。実際サイン出たのは1回だけです」と実体験を語った。サインに背けば「2軍に落とされるぐらいの懲罰が待ってる」と厳しいおきてであることも説明した。
元横浜の大魔神・佐々木主浩氏は「あります」と認め「コントロールいい方なんで、きっちり一発で仕留めました」と語った。元オリックス・阪神の投手、星野伸之氏も「サインは出なかったんですけど、ミーティングには入ってましたよ」と説明。「上田監督から『おまえの球、痛くないからいけるだろ』って」と遅い球をいじられたことも明かした。
サインを出す側である捕手だった里崎氏は「バンバン出しますよ。なめられたら終わりっすからね」ときっぱり。谷繁氏も「ありました」とあっさり認めた。
元巨人投手の斎藤雅樹氏は「『当てろ』のサインはないですね」と“紳士”の球団らしい答え。しかしこれには他のメンバーから大ブーイングがわき起こった。斎藤氏は苦笑いで「ベンチで『次こいつ、いくよ』とかっていうのはありました」と説明。具体的な「サイン」そのものはないが、指令があったことは認めた。佐々木氏は「けっこうバチバチにやってましたよね」と振り返っていた。