今秋ドラフト候補の立命大・谷脇が7回2失点の好投 スカウト10球団の前でアピ
「関西学生野球、立命大6-2近大」(8日、マイネットスタジアム皇子山)
1回戦2試合が行われ、立命大が近大に3季ぶりの白星を挙げて先勝した。今秋ドラフト候補の最速151キロ右腕・谷脇弘起投手(4年・那賀)が7回を2失点で今季初勝利。同大は京大に快勝した。
エースとして仕事を果たした。今秋ドラフト候補の最速151キロ右腕・谷脇が、7回を5安打2失点、7奪三振で今季初勝利。10球団のスカウト陣が見守る前で粘り強い投球で試合を作った。
「この春は自分の投球だけに満足せず、まずチームを勝たせることが大前提。何とか粘れたと思います」
立ち上がりは力みもあり、先頭を四球で歩かせるなど1死二塁としたが、後続を抑えて無失点。三回に2点を失ったものの、その後は要所を締めた。
ネット裏で視察した阪神・熊野担当スカウトは「腕を振りだしてから、指に引っかかったボールはよかった」と期待を寄せる。
昨年は春秋とも2連敗を喫した近大戦。「去年は1度も勝ててないので、今年こそ」と谷脇。連勝で勝ち点を狙う。
◆谷脇 弘起(たにわき・こうき)2001年11月25日生まれ。和歌山県出身。181センチ、78キロ。右投げ左打ちの投手。小学2年時に宮セネタースで野球を始め、日進中では和歌山ビクトリーズに所属。那賀高では1年夏からベンチ入り。立命大では3年秋から主戦投手となり、大学日本代表候補強化合宿にも参加。最速151キロ。球種はカーブ、スライダー、フォーク。