劣勢の巨人 原監督が仰天采配 ベテラン松田を二塁で起用 プロ18年目、1軍初の守備位置で失策

 1回、先制ソロを放ったオコエを迎える原監督(撮影・田中太一)
 5回の守備から二塁に入る松田(撮影・田中太一)
 6回、西川の二ゴロを悪送球する松田
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 「広島4-2巨人」(9日、マツダスタジアム)

 原監督が仰天采配を繰り出した。新加入の巨人・松田宣浩内野手を代打で投入すると、その後の守備で二塁に就かせた。松田が二塁手として出場するのは通算1916試合目にして自身初。しかし六回には球足の速いゴロを取り損ねて一塁へ悪送球し、失策を記録した。

 松田は四回2死から赤星の代打として登場。玉村に対してボテボテの三塁前方のゴロとなったが、内野安打として移籍後初安打を記録した。その裏から門脇に代わって二塁の守備に就いた。六回、初めて守備機会では西川のゴロを取り損ねた。すぐさま球を拾って、一塁へと送球したが、判定はセーフ。リクエストも実らず、失策が記録されてしまった。

 プロ18年目で二塁手としてはソフトバンク時代に2軍で出場したことがあるものの、1軍での出場はなし。しかし、2月の春季キャンプでは出場機会を増やすために二塁手としてシートノックに入る場面もあり、原監督は「専門ではないと思うけど、やっぱりちゃんと無難にこなすと思いますよ」と話していた。

 だが、この積極采配も実らず、劣勢をはね返せず、チームは5連敗となった。

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