「上島さんのユニフォームとタオルも」DeNAの粋な心遣いにダチョウ俱楽部が感謝 ファン感動「竜ちゃんはチームの一員です」
横浜スタジアムで行われたプロ野球、DeNA-中日でゲストとして、2年ぶり7回目のセレモニアルピッチに登場したダチョウ俱楽部の公式インスタグラムが9日、試合後に更新された。DeNAのユニフォーム姿で、名前入りタオルを広げた肥後克広と寺門ジモンの写真とともに、「このタオル凄いですよね。上島さんのユニフォームとタオルもベイスターズのスタッフ様から頂きました。奥様に送らせていただきます。本当に愛のあるチームの皆様、ありがとうございます」と、球団の粋な心遣いへの感謝が綴られた。
ダチョウ俱楽部と球団の絆にファンも感動。「ダチョウ倶楽部さんのおかげで4連勝!!今年は絶対優勝だ!!」と試合を盛り上げてくれた感謝や、「送らせてもらうもなにも、竜ちゃんはチームの一員ですよ」とのコメントも寄せられていた。
セレモニアルピッチでは、まずはこれまで盛り上げてきた「歴代のチュー」が放映され、昨年亡くなった上島竜兵さんの姿も映ると、スタンドからは拍手。寺門ジモンが三浦監督ばりのリーゼント頭で登場すると、肥後克広とディアーナが盛り上げながら続いた。スタンドに向かってまずは「ヤー!」と盛り上げ、マウンド前方では恒例のピッチングする権利を巡って挙手をスタンドにもあおった。
どうぞ、どうぞと譲り合った結果、肥後が投げることに。打者には入江が向かい、捕手は今季からスタッフになった高城が向かった。入江とアクリル板越しに「チュー」を交わし、球場の笑いを誘った。
肥後は「ギャクも忘れて、ボロボロでした。2年ぶりですか、始球式。嬉しかったです」と笑顔。寺門も「お客さんも声出して良くて、気持ち良かったなあ。ひとつ抜けた感じがしましたね」とうなずいた。
「歴代のチュー」映像に肥後が「正直、涙出てきましたよ」と上島さんを思うと、寺門も「時間が経って晴れた気分で見られたな。明るく元気な竜ちゃんが蘇った感じ見られて、嬉しかった。すごく晴れてていい日だったから。お客さんが拍手してくれて、みんな忘れてなくて嬉しかった」と感無量の表情を浮かべた。
肥後は「感動と涙と笑いと。(上島さんは)野球大好きだから」と言えば、寺門も「投げ込んでる竜ちゃんを思い出した。プロに教えてもらえるのって夢じゃない。だから竜ちゃんを思い出した」とうなずいていた。